【情報可視化入門】ポップアウト効果とゲシュタルトの法則について

データサイエンス
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はじめに

こんにちは、可視化研究室生のゆうき(@engieerblog_Yu)です。

人間の五感には視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などがありますが、認知において最も効率的と考えられているのは視覚と言われています。

今回は、視覚における無意識的に物体の属性を抽出してしまう、ポップアウト効果、ゲシュタルトの法則についてまとめていきたいと思います。

以下で解説する、情報可視化を学ぶことで

理解しやすいデータ分析を行うには、どのように可視化を行えばいいのか?

どのようにプレゼンテーションを行えば、より効果的に相手に伝えることができるのか?

といった悩みが解決できるようになると思います。

ポップアウト効果

ポップアウト効果とは、無意識的にグループ分類を行ったり、特定の項目を目立たせてしまう効果のことを言います。

図を見てもらった方が早いので、例をいくつか紹介していきたいと思います。

色によるポップアウト効果

オレンジ色の点を、目立って認識してしまうことがわかります。

形によるポップアウト効果

丸と形状が違う点を意識せずとも見てしまうことがわかると思います。

位置によるポップアウト効果

法則的に並んだ図形から外れた位置にある点に、注目してしまいます。

ポップアウト効果の視覚属性

ポップアウト効果がある視覚属性としては、以下のものが挙げられます。

形態(向き,長さ,幅,形,大きさ,曲がり方)

位置

動き(点滅,方向)

ポップアウト効果が働きにくくなる例

視覚属性が複数組み合わさってしまうと、ポップアウト効果が働きにくくなってしまいます。

オレンジに特徴があるのか、場所に特徴があるのか、形に特徴があるのかよくわからず処理能力がパンクしてしまいます。

ゲシュタルトの法則

次にゲシュタルトの法則についてです。

人間は形や色などによって、何らかの要因によって無意識的に法則性を見出してしまいます。

ゲシュタルトの法則を見出してしまう要因は、ゲシュタルト要因と言いますが、いくつか紹介していきたいと思います。

類同の要因

オレンジと青の点をグループ無意識にグループ分けしてしまいます。

近接の要因

距離が近い点どうしに無意識に法則性を見出してしまいます。

クラスタリング的なものですね。

連続の要因

真っ直ぐ並んでいる点が二つ重なっているように見えてしまいます。

連結の要因

線で繋がれている点には、何か法則があるのではないかと無意識に感じてしまいます。

他に閉合の要因、包囲の要因といったものがあります。

まとめ

ポップアウト効果とは、無意識的にグループ分類を行ったり、特定の項目を目立たせてしまう効果

視覚属性を組み合わせて複雑になるとポップアウト効果が現れにくくなる

ゲシュタルト法則とは、ゲシュタルト要因によって無意識的に見出してしまう法則

近接の要因、類同の要因、連結の要因、包囲の要因、閉合の要因の5つがある

可視化の学習におすすめの書籍です。

今回私が述べた可視化の内容を、より詳しく学びたい方におすすめです。

ゆうき
ゆうき

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ねこすけ
ねこすけ

他にもいろんな記事があるにゃ。

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