
こんにちは!ゆーきです。

いきなり質問なんですがGDP(国内総生産)が多い国は豊かであると言えると思いますか?

例えば中国と日本では中国の方がGDPは高いです。(2020年時点)

だからといって中国の方が日本より良いくらしができているとは一概には言えないですよね。

実は生活水準は一人当たりどれくらいのGDPが振り分けられているかが密接に関わっています。

今回は一人当たりのGDPと関係している生活水準について生産性という観点から簡単に説明していきたいと思います!

何で生産性の話が出てきた?!って思いましたよね。それもこれから解説していきます。

まずは生産性について学ぶメリットから説明していきますね。
生産性について学ぶメリット
・なぜ国々の生活水準に経済格差があるのか理解することができる

後から述べますが生活水準と生産性は密接に関わっています。
つまり生産性について学べば生活水準についても学ぶことができるってことです。
例えば発展途上国も先進国もどちらも同じだけ働いているのに先進国の方が生活水準は高いのは生産性が関わっているということです。

ちょっとよく分からない方にもこれから詳しく解説していきますね。
生産性とは

まずは生産性の定義からです。ちょっと難しいと思った方は読み飛ばしていただいてもOKです!
生産性(せいさんせい、Productivity)とは、経済学で生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度のことを指す。
Wikipediaより
つまりめっちゃ簡単にいうと1時間でどれだけ仕事をこなせるかってことです(笑)
例えばAさんとBさんが同時に夜ご飯にハンバーグを作るとします。
この時に生産性に関わってくる要因は何でしょう。
車の有無、スーパーに家が近いか、ハンバーグを作る調理器具があるか、料理が上手いか、、などなど。
今回は味の話は置いといて一般的なハンバーグなら良いってことにしたらこんなもんですね(笑)
お母さんとかだったらすぐ作れるけど自分で作ったら2倍ぐらい時間がかかるって方もいるんじゃないでしょうか。

僕は3倍くらいかかりそうです(笑)
つまり生産性に関わってくる要因は
・設備や器具の有無(物的資本)
・生産する人の能力(人的資本)
・天然資源の量(天然資源)
・生産するものに対しての知識(技術資本)
主にこの四つとなります。
料理をしたことがない人より調理器具を揃えて材料も十分に買ってきたお母さんの方がすぐハンバーグを作れることは当たり前ですよね。

つまり国に置き換えるとこの四つを統合した一人当たりのレベルが高いほど生産性が上がり、生活水準が高くなるってことです。
生産関数とは


こちらのグラフが生産関数のグラフとなります。
一応用語の説明をしておくと資本とは前述の物的資本と人的資本と天然資源と技術資本を足したものです。
産出量っていうのは「生産したもの」という認識でOKです。
それでは生産関数について解説していきます。
労働者一人当たりの資本が増加すればするほど産出量が増えていき、一定の値に近づいていきます。

どれだけ資本があっても一人が作れる量には限界があるってことです。
そしてグラフにも書き込んである通り一番大事なのは
労働者一人当たりの資本が十分にある時よりも不足している時の方が産出量の増加は大きいということです。
例えば農作業をする時に先進国にトラクターを一台寄贈するより発展途上国にトラクターを寄贈した方が生産性は増加するということです。

よって生産性の観点で見ると資本はより労働者一人あたりの資本が少ない場所に分配された方がいいのです。
まとめ

それではまとめです。
・生活水準は生産性と密接に関わっている
・生産性 =(物的資本)+(人的資本)+(天然資源)+(技術資本)
・資本は労働者1人あたりの資本が少ない場所に分配される方が生産性が上がる

生産性は実は国単位で見るとGDPに関わる大切なものなんですね。

経済学は一見範囲がデカすぎて勉強する意味がないように見えますが実は生活水準という身近なものから国単位のGDPにまでつなげることができます。

少しでも経済学に興味を持っていただけたら嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。良かったらフォローしてみてね。
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