こんにちは、情報系大学生のゆうき(@engieerblog_Yu)です。
今回は、イーサネットのCSMA/CD方式についてまとめていきたいと思います!
今回の内容は、基本・応用情報技術者試験などに含まれていて、情報系の学部でも学ぶ内容となっています。
目次
イーサネットについて
イーサネット(Ethernet)は、コンピューターネットワークの一種で、有線で接続されたデバイス間でデータをやりとりするための規格です。
イーサネットは、LAN(Local Area Network)に最も広く使われており、一般的に家庭やオフィス、学校、公共施設などの小規模なネットワークに適しています。
イーサネットの最も一般的な形態は、10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tなどのような、速度や転送距離が異なる規格です。
これらの規格は、異なるケーブルや接続方法を使用し、異なる速度でデータを転送します。
イーサネットは、TCP/IPプロトコルと一緒に使用されることが一般的です。
これは、インターネット上のコンピューター同士が通信する際に使用されるプロトコルで、データの転送とネットワーク管理を担当します。
イーサネットは、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)と呼ばれる技術を使用しています。
イーサネット(Ethernet)は、コンピューターネットワークの一種で、有線で接続されたデバイス間でデータをやりとりするための規格
イーサネットは、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)と呼ばれる技術を利用
CSMA/CD方式は何の略?
CSMA/CD方式は、Carrier Sense Multiple Access with Collision Detectionの略です。
CSMA/CD方式は、三つに分解することができます。
ネットワークの通信状況の監視(Carrier Sense)
衝突の探知(Collision Detection)
複数のアクセスに対応(Multiple Access)
ネットワークの通信状況の監視(Carrier Sense)
Carrier Senseは、ネットワーク上でデータを送信する前に、他のデバイスがデータを送信していないかを確認する技術です。
イーサネットでは、デバイスはデータを送信する前に、信号が使用可能であるかどうかを確認します。
つまり、他のデバイスがすでにデータを送信していないかどうかをチェックします。
もし、他のデバイスがデータを送信している場合は、デバイスは一定時間待機してから再度チェックを行います。
信号が使用可能になったら、デバイスはデータを送信します。
衝突の探知(Collision Detection)
Carrier Senseによってデータが送信されていないかチェックした上で、データが衝突してしまった場合、デバイスは、各々ランダム時間待機してから、再度通信を行います。
複数のアクセスに対応(Multiple Access)
ネットワークの通信状況の監視と衝突の探知によって、複数のコンピュータで共有することができます。
複数のコンピュータで共有しているのでMultiple Accessです。
まとめ(CSMA/CD方式の動作)
上記から、CSMA/CDの動作は以下のようになります。
- 送信するデバイスは、チャネルが空いていることを確認するために、送信前に信号の有無を検出(Carrier Sense)します。
- チャネルが空いている場合、デバイスはデータを送信します。
- データが送信される際に、デバイスは常にチャネル上の信号を監視し、他のデバイスからの信号が検出された場合、データ衝突が発生したと判断します。(Collision Detection)
- データ衝突が発生した場合、デバイスは送信を停止し、ランダムな時間待機した後、再送信を試みます。
- 衝突が発生しなかった場合、データは正常に送信されます。
CSMA/CD方式は「Carrier Sense」「Collision Detection」「Multiple Access」から構成される
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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