【IMRaD】卒論・修論の構成をテンプレート化したものを紹介します

研究
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初めに

どーも、可視化研究室に所属している情報系大学生のゆうき(@engieerblog_Yu)です。

今回は、私の研究室で統一化されている論文のテンプレート(IMRaD)を紹介していきたいと思います。

IMRaDを用いることで、卒業論文や修士論文、外部投稿のための論文の効率化やクオリティの向上が期待できると思います。

IMRaDとは?

IMRaDは、科学論文の構造を表すアクロニムで、Introduction, Methods, Results, and Discussion の略です。

これは、それぞれ科学論文の主要なセクションを表します。

IMRadは、特に生物学や医学の分野でよく使用されています。

Introduction(導入)

Introduction部分では、論文の背景や目的を説明します。

具体的には、以下の構成要素からなります。

背景

先行研究

研究を進める必要性について

自分の研究

導入では問題提起や、自分が行う研究の位置付けを行うことが求められます。

Method(手法)

Methods部分では、研究の方法や手法を説明します。

構成要素は、以下になります。

研究対象

研究の手順

分析方法

手法では、反証可能性を残すことが重要となります。

反証可能性とは、証明を反証することができることを指します。

つまり、証明された命題が正しいことを示すために、それを否定する反例を提示することができることを意味します。

Results(結果)

Results部分では、研究の結果を報告します。

構成要素は以下です。

分析の観点

結果

図表の説明

結果で重要となるのは、導入で設定した目的を達成するための仮説を検証するための根拠となるものの説明を行うことです。

目的を達成するため以外の結果は、結果として書くべきではないです。

Discussion(考察)

Discussion部分では、研究の結果を評価し、将来の研究についての提言を行います。

以下の要素から構成されます。

目的の振り返り

結果の要約

結果の解釈

研究の限界

考察では、結果がどのような意味をもつのかを解釈するのですが、ここで重要なことは、100人が論文を読んで100人が納得するような解釈を行うということです。

自分の主観で、科学的根拠がないのに、このような結果が出たからこれはこういうことだよねと勝手に決めつけては行けません。

そのほかに大切なこと

そのほかに大切なことは以下です。

結論を先に言うように心がける

事実と意見を区別する

話題が飛躍しないようにする

「非常に〜」などの程度の測れない表現を避ける

まとめ

IMRaDは、科学論文の構造を表すアクロニムで、Introduction, Methods, Results, and Discussion の略

Introduction部分では、論文の背景や目的を説明する

Methods部分では、研究の方法や手法を説明する

Results部分では、研究の結果を報告する

Discussion部分では、研究の結果を評価し、将来の研究についての提言を行う

ゆうき
ゆうき

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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